前日に思うこと。小野琴己さん

今回選曲の「LOVE LIKE CRAZY」、集大成のような楽曲だ。出場1回目は「赤いフリージア」。初々しい、アイドルなりたての姿を見せてくれた。2回目は「赤い日記帳」。白いシャツからのぞく肩がとってもセクシーで、思わず戸惑った方も多いだろう。現場で見ていないのでなんとも言えないが声が低い琴己さんにとってサビの高音は挑戦だった。3回目の去年は「MIDARA 摩天楼」。昨年から続くセクシー路線を明確なものにした。【私はコレでいく】という確固たる決意を感じた。手足の長さを活かした衣装、曲もあってやりすぎになるのではと多少心配もあったのだが、可愛らしさも兼ね備えた衣装で安心した。ダンス、歌もすごく良かった。特にダンスは魅せ方が上手くなりキレも良い。手足の長さを最大限に活かしたダンス。表情も良く、歌も大きな失敗もなく歌いこなした。サビの「まてんろうぉおおー」は、声が低いなりにテクニックを使い「出ているように見せる」ことができてた。自分はこの切り抜け方が非常に好きだ。チョット低めなんだよね原曲とは。そして今回だ。後浦なつみの「恋愛戦隊シツレンジャー」のカップリングである「LOVE LIKE CRAZY」。選曲の渋さは相変わらず。小野琴己さんは近年発売されたハロプロ曲をこれまで歌ったことがない。

 

  • 赤いフリージア(2002年)
  • 赤い日記帳(2000年)
  • MIDARA摩天楼(2004年)
  • LOVE LIKE CRAZY(2004年)

 

全て2000年代初期なのだ。こんな研修生今までいない。おばあ様が安倍なつみのファンだったというが、この選曲もこのルーツに関係あるのでは。

 

楽曲は非常に難しく、最近ではJuice=Juiceが武道館でカバーしたり(宮本段原稲場)2010年冬ハロで高橋亀井清水でのパフォーマンスは私もめちゃくちゃハマって何回もDVDで繰り返しみたものだ。とにかく凄え!圧巻なのだ。これを琴己さんが選ぶということで、正直なところ不安もある。ダンス面ではむしろ安心しており、更に磨きがかかったセクシーさや感情が入ったダンスを見せてくれることだろう。歌ではサビの高音。これは琴己さんにとって最大の挑戦だと思う。苦手な高音。出来ることなら避けたい(であろう)高音。それを自ら選んだということは覚悟あってのことなのではないかと思うのだ。集大成を見せてやる、と、そういう気持ちなのではないだろうか。